台湾結婚式までに準備したこと

※当記事は2017年に別ブログに書いていた記事をリライトしました。

結婚式はただでさえ何を準備したら良いのか分からないのに、ましてや異国での結婚式はもっと分からないことだらけ。私の経験をもとに何を準備したのかシェアしたいと思います。これから台湾での結婚式を考えているご夫婦、カップルの方の役に立ちますように!

前提:私の結婚式スタイル

日本でも神社、教会、ホテル…など様々なスタイルがあるように台湾でもいくつかのスタイルがあります。私のスタイルはこちら↓

前日から台北オークラホテルに宿泊
結婚式当日10時から婚約式にあたる奉茶(フォンチャ)
両家でホテル内でお昼ご飯
18時より台北オークラホテルで結婚式
このまま宿泊

でした。また、私は日本と台湾両方で結婚式を行いました。それもあって結婚式費用については台湾結婚式は夫側日本結婚式は私側になりました。両家で話したわけではないのですが自然にこの流れになりました。

結婚式会場予約

結婚式をすると決まれば、まずはどのようなスタイルが良いかを決めましょう。日本もそうですがレストラン貸し切り、結婚式専用会場貸し切り、廟(お寺)で行うなど…様々なスタイルがあります。私たちはホテルのバンケットに決めました。
まずは会場下見を行います。夫と義父母と相談して、良さそうなホテルに電話&下見ができるか確認と予約を行い、都合をつけてみんなで見に行きました。その際に結婚式に参加する大体の希望人数を伝え、予算と見合うかチェック。私はご案内してくださったホテルの方の対応もよくみて判断しました。
気づいたことは日本の結婚式会場は大きな窓からの太陽の光の入り込みも気になるところですが、台湾は地下のバンケット会場などもあるんですね。でも、考えてみれば台湾の結婚式は夜から行われることもよくあることなので太陽の光はあまり関係ないかな。
私たちは3件のホテルを見に行き中山駅にある台北オークラホテルに決めました。正直なところ、どこも金額の差はそこまでなかったので、最後はネームバリューと立地といったところでしょうか。
(下の写真は実際の結婚式会場↓)

日時決定

日本に大安、仏滅があるように、台湾にも結婚式を行うのに相応しい日があるので日にちは義父母にお任せして決めてもらいました。お家によっては算命(占い)に聞きにいく方もいると思います。
予約金などのやり取りについても義父母にお任せしました。私たちを担当してくださった結婚式担当の方は男性の方ですが、いつでもLINEでやりとりできとてもスムーズでした。

招待状作成

日本の結婚式同様、喜帖(シーティエ)と呼ばれる招待状を作成します。こちらについては別記事にまとめておりますのでコチラからご確認ください↓

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ドレス決め

お色直しを何回するかも含めて新郎新婦の衣装&ドレスを決めます。日本の場合、結婚式会場にドレスショップがあることがありますが、台湾のホテル内は基本的にないようです。ドレスショップ専門店で借りて(買う)会場に持参します。ドレス選びについても別記事にしておりますのでコチラからご確認ください↓

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台湾の結婚式ではを新調するという風習があります。1回でも履いたことがある靴は良くなく、新品の靴が望ましいということです。もちろんこの風習はお家によるかと思いますのでご家族によくご確認ください。

こういう確認は台湾人夫だけではなく、義父母に確認した方が良いと思います。あとでトラブル回避!

下の写真は結婚式とはまた別の奉茶という儀式の写真。その際は靴を含め、男性の新品スーツ一式も必要と言われました。着るのではなく飾るだけです。

ウェデイングコンサルタントに相談

こちらを利用するかどうかは人によると思いますが、私は義父母に相談しに行きなさいと言われました。日本でいうウェデイングプランナーさんに近いと思います。ホテルの方ではなくそのような専門業者があるのです。
相談内容は当日の流れを決めました。

何時に開場
何時に入場
何着着る(お色直しタイミング)
スピーチは何人?誰?
音楽は何を流す?
当日の撮影は誰?

と細かいことを決めていきます。自分たちだけでは不足していることもあるでしょうからその道のプロに聞けるのは安心です。そしてなんと当日はこのコンサルタントさんが司会をしてくださいます。マルチですね!私を担当してくださった女性の方はとても気さくで話しやすく、いつでも気軽にLINEでやりとりできました。

当日の写真撮影、ビデオ撮影

頼むかどうか、頼むなら誰にお願いするかを決めます。私は写真撮影は前撮りをしてくださった方にずいぶん前にお願いしておきました。ビデオ撮影は考えてなかったので、コンサルタントの方にお尋ねすると外注先を紹介してくださいました。前撮りに関してはこちらの記事↓

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ブーケとコサージュ

これは義母に言われるまで全く気付かなかったのですが、結婚式当日に両家の父母と新郎の計5人(新婦以外)が胸にコサージュをつけます。それから新婦が持つブーケも必要です。それらをお花屋さんに注文し、結婚式当日にホテルまで届けてもらうようにお願いしました。義母のよく行くお花屋さんに2人でいって、どういうお花が良いか伝えました。まぁ基本ブーケはピンク&白系ですかね。
お花屋さんもこういう依頼は慣れているようでした。日本だったらホテルがやってくれるのにこれは自分でやるのか!
下の写真は実際に届いたもの。

喜餅(シービン)(引き出物)

日本の引き出物は来てくださった方全員にお渡ししますが、台湾は全員ではなく親しい方だけです。もしくは紅包(要はご祝儀)を下さった方だけとか…。台湾の結婚式は面識のない友達の友達なども大勢いらっしゃるので、全員に渡していたらキリがないですからね…。とんでもない個数になってまう。
私はリージェントホテル地下1階にある有名お菓子店「舊振南」に行きました(パイナップルケーキで有名ですね)ここでは味見ができるので日本人にも受け入れやすいお菓子を選び、人数分予約しました。参加者人数の割に意外と少なく全部で20箱ぐらいだったと思います。そして前日にホテルに配達してもらうように依頼しました。やはりお店側も慣れているようでした。
伝統的なのは月餅のような台湾の昔ながらのお菓子ですが、最近はモダンにクッキーの詰め合わせなどもよくあります。「喜餅」と検索すればたくさん出てくるのでお友達が喜びそうなものを選んでください。
(下の写真の奥に写っているのが実際の喜餅の箱)

前日、当日の宿泊

なるべく早い段階で、結婚式前日と当日に台北オークラホテルに泊まるため人数と部屋数をホテルに伝え、予約します。台北オークラホテルは人気なのですぐ埋まっちゃいますからね。
新郎新婦分、日本から来る私の親戚分をお願いしました。日本から遥々来てくれた友人については、大変申し訳ないですが台北オークラホテル横にあるビジネスホテルを予約しました。飛行機代は友人負担ですが、ホテル宿泊料はこちらで負担しました。

この友人のお金をどこまで出すかはかなり悩ましいところです。後々トラブルにもなりやすいのでよく考えましょう!

結婚式当日の指輪

私たちはまだ用意していなかったので買いにいきました。
日本は結婚したら結婚指輪は常にしていますが、台湾は日本ほど指輪をする習慣がありません(もちろんする人もいる)。指輪してなくても結婚している人は山ほどいます。正直、私もそこまでするとは思えなかったので、とりあえず形だけです。

結婚式会場エントランス装飾品

日本の結婚式では、ウェルカムボード、イニシャルプレート、夫婦の記念品などを会場エントランスに設置してみてもらうことが多いかと思います。台湾はそこまでこだわらず、日本ほど重要視していない気がします。
よくあるのはバンケット入口に写真スライドが流せる液晶パネルがあります。私たちも液晶パネルをホテル側に用意してもらったので、前撮りの写真の中からいくつか見繕い写真データをホテル側に渡しました。日本だとこういう備品も1つ借りるごとにオプション料金取られると思うのですが台湾は無料でした(ありがたい)。
それから机に前撮りの写真アルバムを置きました。日本同様、紅包(ご祝儀)を受け取る場所に置く芳名帳はホテルの方が用意しました。
大体の結婚式会場で大きな特大パネルを置くことになると思います。結婚式の最後、送客(ソンクー)と呼ばれるお客様をお見送りする際にこの特大パネルの前で一組ずつ写真を撮るためです。私たちの場合はホテルが10パターンぐらいデザインを用意していて、好きなものを選び、当日ホテル側が設置してくださいました。

座席決め

すべての準備の中で一番大変でした…
日本は結婚式の数週間前に出席人数が確定しているかと思います。しかし台湾の場合、ギリギリまで増えたり減ったりを繰り替えします。招待客が友人や家族を連れてくるからです。
1卓12席というしばりもあるため、人の組み合わせがとても難しい。せっかく参加したのに周りに知らない人ばかりというのも申し訳ないですし、来てくださった方には楽しんでいただきたいのでパズルを解くように悩みました。
ホテルの方と相談して「ここはギリギリ13席いける」「ここは子供2人入れれば、14席いける」といった具合で、微調整を繰り返しました。当日は特大座席表をホテルが印刷し、エントランスに掲示するのでホテル側の印刷が間に合うギリギリまで調整し続けました。

私は以前、台湾で友達の結婚式に参加した際に、何かのミスで私一人だけ知らないおじいさんたちと同じテーブルになってしまい全然楽しくない披露宴に参加したという嫌な思い出があります。そういう思いは友達にしてほしくないのでかなり考えました。

スピーチ

日本の結婚式同様、目上の方からスピーチを賜ることがあります。私たちも義父を通じて、知り合いの偉い方にお願いしました。知り合いといっても私たち夫婦にとっては全く面識のない方なんですが…(笑)

音楽

当日流す音楽をウェデイングコンサルタントの方と決めました。コンサルタントの方から「日本の曲といえば、これウェデイングに人気よね」と桑田佳祐の『白い恋人たち』を勧められましたが「これ冬の曲だよ」というやりとりもありました(笑)それから台湾でも安室奈美恵の『Can you celebrate?』は定番です。
入場の音楽や乾杯の音楽など節目は細かく決めましたが、歓談している最中の音楽はコンサルタントの方にお任せしました。
日本は著作権が厳しくCDを提出しなくてはいけないなどルールが多数あると思うのですが、台湾は(良いのか悪いのか…)緩いのでYou Tubeの音楽も流せます。

日本の結婚式はシーンと静かになるタイミングが多いですが、台湾は終始しゃべっていてうるさいので正直みんな音楽聴いてないです(笑)

ヘアメイク

結婚式当日の新郎新婦(特に新婦)専門のヘアメイクさんを雇います。中国語では「新娘秘書」という役割の方でけっこう重要!検索するとたくさん出てきます。自分でネットで探し、当日ホテルの自分の部屋にきてもらうように依頼しました。新娘秘書も慣れていて、メイク道具を大量に持参してきてくれます。
こちらのブログ記事に詳しく書きましたのでご覧ください↓

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これは他のお家もやるのか分かりませんが、うちは義母も自分のヘアメイクさんを雇っていました(笑)さすがだわ!下の写真は実際にホテル洗面所で夫がメイクしてもらっているところ。

誓約書

必要かどうかは人によると思います。結婚式の最中に、ご来賓の方の前で新郎新婦が結婚承認のサインを書くことがあります。その台紙をコンサルタントの方に用意していただきました。色が複数あり、私はティファニーブルーを選びました。

ブーケプルズ(ブーケくじ引き)

日本ではブーケトスが一般的だと思いますが、台湾でよくあるのはブーケに複数の紐がついていて一人だけブーケにつながっているという演出のブーケプルズです(最近は日本も一般的になってきているとか?)この時、紐を引く人数は決まっているので(私たちの場合は12人)、新郎新婦側で事前に誰に引いてもらうか決めて名前をコンサルタントの方に伝えておきます。当日その場面がきたらマイクを通じて発表してもらい、壇上にあがってもらいます。もちろん基本的に未婚女性の方のみ。
私たちはやりませんでしたが男性はブロッコリーを取り合うという演出(ブロッコリートス)がありますがこちらも同様に人を決める必要があります。

当日の親戚、友人の対応

日本からきた右も左もわからない親戚や友人たちを当日路頭に迷わないようにすることもお忘れなく。結婚式当日は新郎新婦は常に一緒にいられるわけではありません。
私は幸運にも友人は中国語が堪能なので全く心配なかったのですが、両親・親戚は夫の弟夫婦がそばにいてくれて何かとサポートしてくださいました。
また結婚式の最中は義父母の友人で日本語が堪能な方がいらっしゃり(さすが台湾!)常に近くにいて結婚式の進行を通訳してくださいました。日本の結婚式だと立って歩きまわるということが難しいですが、台湾の結婚式は自由に歩き回れる雰囲気です。

お弁当

こんなことまで用意するとは驚き!私たちは夜6時から結婚式だったため、結婚式最中にご来賓の方と一緒にディナーを食べますが司会者の方、写真・ビデオ撮影の方、催し物を手伝ってくださったアルバイトの方に夕飯の準備がありません。そのためお弁当が必要な人数を確認(ベジタリアンかどうかも確認しないとね)、注文&ホテルに配達してもらうように頼みました。新郎新婦は忙しくて受け取れないのでホテルの方に受け取りと配ってもらうことをお願いしました。

出し物

台湾の結婚式では新郎新婦自ら、出し物を行うことがあります。もちろん全員が行うわけではありませんが、私は行うことをぜひオススメしたいです!これについては別ブログ記事にしましたのでご覧ください。

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まとめ

ざっと思いつくことを書きましたが日本よりもやることは多いかもしれません。日本だったら全部ホテルが手配してくれますからね。ウエディングプランナーってすごい職業ですよね~他にもおもいついたら追記したいと思います。
とはいえ、みんなこんな中でなんとか結婚式をやってこれているのでそんなに心配する必要ないと思います!準備頑張ってください!

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