突然決まった台湾結婚式の演出♪LALALANDで踊りました!

※当記事は2017年に別ブログに書いていた記事をリライトしました。

私たちは台湾の結婚式で新郎新婦自らダンスを披露しました。本当にたくさんのハプニングがありましたが、今振り返るととても楽しかったですし思い出深い一コマです。そんな過程をシェアしたいと思います。

日本の結婚式では新郎新婦本人よりもお友達が余興として歌ったり、踊ったりすることが多い気がします。しかし、台湾はもちろんお友達が披露することもありますが、新郎新婦本人が披露することもよくある話しのようです。演目内容は今まで聞いたことあるものだと、ダンス、歌、楽器演奏、マジック披露、その他特技披露…といった感じです。

台湾結婚式で準備したことはこちらのブログ記事にもまとめています↓

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結婚式1カ月前

結婚式では印象付けるために何か出し物をした方が良いということで、夫婦で話し合いダンスを披露することになりました。私はもともとダンス(主にバレエ)をやっていた関係で得意でしたので、それぐらいしかアイディアがありませんでした(笑)

当時ちょうど映画「ララランド(LALALAND)」が流行っており、その曲が二人とも大好きだったので、その音楽に乗せてつくることにしました。しかし夫は大変残念なことに全く踊ることができません。私も今までダンスを教えることもしてきたのですがここまで踊れない人は初めてです。笑 そこで、踊れない夫でも出来るように私はとっても簡単な振付で2分ほどのものをつくりました。

本当に誰でもできるような、めちゃくちゃ簡単な2ステップとかです。

結婚式2週間前

義父母宅で義父母にダンスを事前披露することになりました。当日はこんな感じで踊ります!といった軽いノリです。踊り終わってどうだったと聞くと、義父母(特に義母)から衝撃的な一言を言われたのです…

義母

それではダメ!明日からレッスンに行きなさい。お金あげるから、ちゃんと雇って一緒に踊ってくれる人を探しなさい!!


えっ?!何言っているの??そもそも今結婚式2週間前だよ。雇うって何??
頭はパニックです。その場では何も言うことができず、そのあと夫と相談しました。でも夫としても、義母からそのようなアドバイスをされた以上、言われた通りにした方が良いとのことでした。トホホ。

結婚式13日前

翌日。夫と一緒にパソコンにへばりついて、ダンスを手伝ってくれる人を探し始めました。実は台湾には結婚式などの催しに協力してくださる会社がけっこうあります。尾牙(台湾式忘年会)などでも出し物が好きなので。後からわかったことですが、協力してくれる人を雇い結婚式をより華やかに見せることは日本ほど特別なことではないようです。

基本的にウェブサイトをみて電話をかけ事情を説明すると「普段であれば請け負えるがダンスで2週間は短すぎてできない」と言われました。そういうのが3件連続だったかな。そりゃそうだよなぁ~
私の機嫌が徐々に悪くなっていきながら電話すること4件目。なんと請け負ってくれるところがありました。話を聞くと、そういったウェディングサポートは日常茶飯事でよくやっているとのこと。おっ!心強い!!
ただ踊り子は舞踏専攻の学生たちでプロフェッショナルではないよ、とのこと。なるほど!その手があったか!プロの方は時間の都合が難しいですが、時間の融通がききやすい学生さんなら可能性ありそう。
予算を踏まえて、人数は4名の踊り子さんたちとなりました。先にララランドの曲で踊りたいことを伝え、電話は終了。

結婚式12日前

時間がないということで、翌日そのダンススタジオさんにお邪魔しました。今日は事務所の方と打ち合わせだけかなと思っていたら、事務所の方に加えて、学生先生ダンサーが一人いらっしゃる。ここから先はこの学生先生を「A先生」と呼んでいきます。どういう風に伝わっていたのか分かりませんが、A先生がいきなりララランドの曲をかけてレッスンが始まりました。

A先生

はい、じゃぁ一回踊るので頑張って覚えてくださいね~

えっー!何も話してないのに、いきなり?!打ち合わせは??それだけ時間がないということなのか…しかも、連絡してから1日しかたってないのに、曲も手配!もう振付考えている!さすが舞踏専攻のA先生…
って感心している場合ではない!時間がない!

私は昔からダンスをやっているので正直問題ないのですが、問題は夫です!
右手を挙げてといっても左手挙げる。前に歩くだけなのに右手と右足が一緒にでる。恥ずかしい…先生も困っている表情。今はとにかくA先生に食らいついてレッスンをしっかりして、振付を完璧にする必要があります。意外にも本格派なダンスで私も汗かきながらアップアップ…ってな感じで突如始まった1日目の練習が終わりました。

次の日からも連日練習を行う…はずだったのですが、こういうときに限って私の仕事が社会人至上一番忙しい。連日、仕事後にダンス練習の予定が私が全く行けない。結婚式は一生に一回、こんな機会二度とないのだからこの時ばかりは早めに帰してくれよ…と思うのですが、当時勤めていた会社の上司が結婚式が迫っていることを知っているにも関わらず、容赦なく仕事を押し付けてきます。それなのに上司は定時で帰っていきます。今思い返しても胸糞悪い、最悪!!(ちなみにこの会社は結婚式後辞めました)
というわけで連日の練習は夫だけ参加。私は練習に行けない日々が続きました。会社のキーボードを打ちながら涙が出そうでした。上司への恨みが募るばかりです…

結婚式5日前

今日も練習に行けないか、と思っていたら夫から連絡が。

A先生が夜うちの家の近くで公園で練習しようって言っているよ。いいよね?!

もう涙、涙。A先生が気をきかせて、我が家の最寄り駅までわざわざ来てくださり近くの公共施設で練習することになりました(あるいは私が練習出来ていないのが心配だったかな?)。まだお若いのに本当に素敵な方です。
時間は夜の10時。それは部活動のようなノリ。先生の熱心な指導のお蔭で私は2時間ほどで全部振りが覚えられました!A先生のご自宅は台北市内ではなく1時間半ぐらいかかるとっても遠いところだったのですが、わが身のように熱心に考えてくださって、本当に助かりました!感謝です!しかし相変わらず夫はやばいのですが…夫は次の日は会社を休んでまで練習に励んだそうです。それでもやばいのですが…
右側がA先生、左側が夫↓

そんな感じで夫は10回以上練習に行き、私は2~3回の練習だけ。

結婚式前日

最終練習ということでA先生以外の3名の舞踏専攻の学生さんに初めてお会いしました。A先生が時間をつくって、他の3名の方にも振り写しをしてくださっていて当日はスムーズに合わせるだけの練習でとても助かりました。A先生、有能すぎるよ!!さすが舞踏専攻の学生さんたち、皆さんお上手です。

結婚式当日

そして迎えた当日。ドキドキの日!私たちの結婚式は夜6時開場なので、5時ぐらいに会場で場当たりリハーサルをしました。A先生を含む、4名の学生さんの衣装は電話をかけたダンススタジオが用意してくださいました。当日はビデオを撮影するということでダンススタジオのマネージャーの方(監督の意味もあるのかな?)もいらっしゃり、こちらから計5名の方のお弁当を用意しました。メイクなど何も考えてなかったのですが学生さんたちはセルフメイクしてくれていました。
(私のヘアメイクについてはこちらのブログ記事をご覧ください↓)

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そして、本番!
ララランドの音楽が始まります♪司会者が「さぁ!みなさんスマホの動画の準備はいいですか~?!始まりますよ~!」とクラブのようなノリにしてくれて、良い感じに会場内のボルテージをあげてくださいます!

入口付近から入り、花道を少しずつ踊りながら進み、壇上にむかいます。踊りながら来賓の方々から「ヒューヒュー」や「加油(がんばれ)」と聞こえてきて、すごく楽しかったです♡
ダンス時のドレスも元々は裾の長いものを手配していたのですが、今回A先生をはじめとする学生さんたちにお願いすることになり、私もその踊りの本気度に合わせようとミニスカートのドレスに変更しました。元々予約していたドレスの1,000元のキャンセル料はかかりましたがこのドレスのお蔭で精一杯踊れたのでキャンセルして正解でした!
その時の経過はこちらのブログ記事にもまとめています。

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私は細かいところは間違えましたが、まぁ許容範囲だったと思う~(右下写真は最後のポーズ)

お客様からの反応はとってもよかったです!予想外だったのが新婦がめっちゃ踊れているのに、新郎がダメダメだった。そのギャップが面白かった!というのをたくさんの方に仰っていただきました。笑
なるほど、そうなるのか。確かに新郎新婦ともに普通に踊るだけだったら、本当に普通で終わっていたかもしれませんね!…喜んでいいのか分からないけどまぁよかったです。私たちらしいかな。

結婚式が終わった今となっても親族や友人に「結婚式のダンス良よかったわよね!」と印象深いものになってくださっているようで、本当にやってよかったなと思いました。どうなるかと思ったけど義母ママの忠告よ、ありがとう!!
唯一後悔しているのは、当日専門業者に結婚式ビデオ撮影をお願いしていましたが「ここでこうやって踊るからここから撮ってね」と指示しておけばよかったなと思いました。カメラマンも私たちがどういう風に動くのか把握していないので、撮影場所が悪くパニクっている様子でした。。。

まとめ

台湾で結婚式を行う際は何か催しものを新郎新婦自ら行うことをオススメします。その方が式の盛り上がりの頂点が分かるし、お客様にも印象深い式として覚えていただけると思います。結婚式が終わって何年も経ちますが親族や友達と良いネタ話になっています。また新郎新婦の共同作業ということで、さらに絆が深まる機会となるかもしれません。が、時間に余裕を持った行動をお忘れなく!笑

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