以下の記事を参考にしています。
不到一年就狂開 30 家門市!UG 如何打破手搖飲展店速度極限?
UG飲料菜單推薦!UG手搖在紅什麼?網推UG必喝:桂花輕烏龍奶蓋、三窨十五茉奶茶要嚐鮮
台湾のテイクアウトドリンク市場で大人気のドリンクスタンド「UG」。お茶を全面に出した緑色のポップ&看板でどの店舗もいつも大行列。おしゃれな袋付きの緑色のカップは目を惹きます。最近、また家の近くに新店舗がオープンした上、なんとアメリカにも進出したと聞き驚きました。2024年7月の設立からわずか1年強でUGが驚異的なスピードで成長を遂げていますが、一体どんな秘密があるのか調べてみました。

UGとは…
2024年7月設立以来、1年で30店舗を出店し、会員数55万人突破、月間最高売上450万元(約2,100万円)を記録。董事長(社長)の鄭凱隆氏は「この出店スピードは台湾のテイクアウトドリンク市場では前例がない」と自信を見せています。
UGを経営する聯發國際会社にはもう一つ、1992年創業の老舗ブランド「Sharetea」があり、世界12カ国・500店舗以上を展開しています。鄭氏は「Shareteaは30年以上経って、お客さんも年を取った」と語り、かねてより新ブランドの構想があったとのこと。そこで誕生したのがUG。まず台湾でテスト販売して手応えを確かめてから海外へ――なるほど、すべて計算通りなわけか。

下の写真は私が実際にダラス在住時に飲んでいた「Sharetea」の写真です。


秘密兵器「AI製茶マシン」
UGの最大の強みは、製造プロセスの標準化と自動化。AI製茶マシンを導入することで、注文後にカップのQRコードをスキャンすれば平均7秒で1杯が完成。この結果、1人1時間あたり30杯の製造が可能になり、1店舗1日平均2,500杯、最高で3,100杯の販売実績を達成。人件費は業界平均の約半分で済み、アルバイトスタッフはたった2時間の研修で現場デビュー、店長でも14日間の研修で開店可能。「1杯目から1万杯目まで、品質は全く変わりません」と語る。



何かのテレビで見たからソースが見つからなかったんだけど、自動化にするプロセス研究を通常は経験値の高い方を雇うところ、UGはあえて新卒を採用し研究させているらしい。そのため人件費も抑えられるとか。
人気メニュー
こだわりの茶葉と独自の製法で作られるドリンクも大人気。ネット上で話題の人気メニューを紹介します。
- 三窨十五茉(さんいんじゅうごまつ) – 3回の薫香工程で15輪のジャスミンの香りを吸わせた純茶。無糖でも美味しいと評判
- 桂花輕烏龍 – 桂花の香りが豊かな烏龍茶
- 桂花輕烏龍雲頂奶蓋 – 桂花烏龍にシルキーなミルクフォームとクルミをトッピング。見た目も映える!
- 茶花紅烏龍奶茶 – 山茶花の香りが特徴的な紅烏龍ミルクティー
- 米香玉露青奶茶 – もち米の香ばしさが感じられる緑茶ミルクティー
シンプルでスタイリッシュなパッケージデザインも、若い世代から高い支持を得ている理由の一つです。
海外展開
UGは「3年以内に500店舗」という目標を掲げている。その戦略は…
- Shareteaの500店舗ネットワークをフル活用: サプライチェーン、物流、原材料調達の国際経験をそのまま利用
- 経験豊富な加盟主だけを厳選: すでに2〜3店舗以上のチェーン店経営経験がある人だけを選定
- 既存加盟主と協力: 中国、アメリカ、カナダなどで30店舗の契約が完了済み
北米市場の第1号店は、カリフォルニア州サンガブリエル市に出店し12月6日にオープンしました。
UGの2025年7月の売上高は1.09億元(約5億円)で前年同期比82.62%増。1〜7月の累計は6.12億元で、すでに2024年の年間売上(6.91億元)の約9割に到達。
台湾のテイクアウトドリンク市場は飽和状態と言われていますが、UGはテクノロジーを利用して世界進出を狙う。

