中島健人台湾コンサートで起きた、日本人女性の「居留証偽造事件」

9月14日に台湾・新荘で人気アイドル中島健人さんが初の海外コンサート「KENTO NAKAJIMA 1st Live 2025 in TAIPEI “N/bias” 凱」を開催しました！しかしそこでよからぬ事件が発生し、たちまち台湾と日本でニュースになっています。

今回参考にしたニュース記事
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中島健人首場海外演唱會新莊開唱 櫻花妹偽造居留證還在場內推擠被逮

事件の発端：実名制チケットを突破するための偽造工作

問題となったのは28歳の日本人女性ファン「仮名Kさん」。コンサートが実名制チケット購入だったため、Kさんは購入成功率を上げる目的で、台湾の居留証を偽造したらしいのです。日本の自宅で画像編集ソフトを使い、異なる居留番号で複数のアカウントを作成し、2枚のチケット入手に成功していました。

（補足）実名制チケットとは…チケットを購入するウェブサイト画面で、自分のID番号と名前を入力し、購入します。つまり転売目的での購入を不可とし、一人一回しか購入できない仕組みです。そしてコンサート会場に入場の際、購入時の番号（チケットに書かれている）と保持しているID番号、名前が一致しているかをチェックされます。
今回の犯罪目的はビザ関係での話しではなく、購入成功率をあげるための犯罪だと思います。

エスカレートする迷惑行為

いろいろ調べられる中で、Kさんの問題行動は台湾到着時から始まっていました。7月中旬に台湾入りし、9月13日の中島健人到着時には松山空港で「這いつくばって」場所取りを行い、芳香剤を狂ったようにまわりに噴射。さらに日本語で台湾ファンを攻撃するという迷惑行為を繰り返していました。

コンサート当日も状況は悪化。会場内で悪意的な感じで押し合いを行い、10〜15万円という高額でチケット交換を持ちかけるなど、他の参加者に大きな迷惑をかけました。ついに他のファンからの通報でスタッフが駆けつけることに。

偽造発覚から逮捕まで

スタッフが確認作業を行う中で、彼女が提示した台湾居留証が偽造であることが判明。最初は中国語が分からないふりをして逃れようとし、さらには地面に寝そべって抵抗を続けましたが、最終的にスタッフに抱えられて会場から連行されたようです。

警察の取り調べで、Kさんは偽造行為を自白。偽造居留証1枚とコンサートチケット2枚が押収され、刑法の偽造文書罪で送検されました。新北地検署での取り調べ後、起訴されず保釈。

両国で批判の声

この事件は台湾と日本、どちらでもネットニュースになっています。特に台湾では若い女性を意味する「櫻花妹」（直訳はサクラ娘）という言葉を使ってニュースに。
ネットユーザーからは「恥を海外にさらした」「出国したら礼儀は日本に置いてきたのか」「アイドルに迷惑をかける悪質ファンにならないで」といった厳しい批判の声が上がっています。

国境を越えた追っかけ行為も最低限のマナーと法令遵守は当然のこと。ここまですると、中島健人さんにも迷惑をかけてしまうことになる。Kさんにはもう二度と両国に迷惑をかけることはしないでほしいです。