日本人も大好きな台湾小吃「蔥抓餅」「蔥油餅」の違いとは?

台湾観光地でもよく見かける軽食、葱油餅(ツォンヨゥビン)と葱抓餅(ツォンジュゥアビン)。塩味の効いたネギと香ばしく焼かれた生地で軽食やおやつにちょうど良いです。台湾版チヂミともいえるかもしれません。日本語に訳すならネギ餅(餅じゃないけど)、英語だとScallion Pancakeです。日本人にもとても人気で、特に有名観光地東門(永康街)にある天津蔥抓餅はいつも大行列(下の写真のお店)。


お店によっては卵入り、チーズ入りなどカスタマイズできて楽しいですよね。私もカロリーは高くなりますがとろけるチーズ入りが好きです。台湾全土どこにでもある食べ物ではありますが、蔥油餅(ツォンヨゥピン)蔥抓餅(ツォンジュアピン)2つの表記がありますよね。見た目は一緒に見えますがこの違いは一体なんなんでしょうか?様々な記事を読んでまとめてみました。

製法の違い

  • 油餅:練った生地を必要な大きさに分け、調理前に大きな円形に伸ばす。調理後は対角線に切り分ける。
  • 抓餅:生地を伸ばした後、表面に均等に油を塗り、長い棒状に巻いてから渦巻き状にする。その後再び平らに伸ばすが(蔥油餅ほど薄くしない)、両面が黄金色になるまで焼いた後、麺棒で軽く叩く。

食感の違い

  • 油餅:やわらかめ
  • 抓餅:サクサク感

(2018年撮影写真で画質が粗い↓)

比較

他にもあるので比較表にしてみました。

油餅抓餅
特色生地作りの際に油分を多く含む生地を使用し、食べると柔らかく油の香りが広がる。中国北部の焼き餅が起源で、改良されて葱抓餅となった。生地は蔥油餅より少し厚く、油で揚げた後に叩くことでサクサク感が出る。
製法準備した生地を適当な大きさに分け、さらに分けた生地を伸ばして円形の生地にする。生地を伸ばした後に均等に油を塗り、生地を細長く巻いて渦巻き状にし、その後再度平らに伸ばす。
焼き方フライパンで蔥油餅を十分に熱し油で揚げたらすぐに食べられる。油で揚げる際、繰り返し叩いて押さえることで生地がよりサクサクになり、食感に層が生まれる。
食感柔らかく噛み応えがある。香ばしくサクサクしている。

なるほど!言われてみれば食感がちょっと違いますよね。見た目に大きな差がないのでよく分かっていませんでした。どちらもスーパーの冷凍食品コーナーにもあるので今度よく見てみたいと思います。どちらが好きか?と聞かれたら大変悩ましい。ただ私がよく購入するお店はこちらの芝山駅付近の忠誠山東葱油餅です。いついっても大行列。以前ロンブーの敦も撮影で来てました。よかったら行ってみてね!

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