以下のニュース記事を参考に書いています。
台灣家樂福終止品牌授權合約 明年中起更換招牌名稱
震撼彈!「家樂福」確定走入歷史 統一證實分手
家樂福要改名了!統一宣布終止法方品牌授權,2026年中更換全台近400家門店招牌
統一企業が12月19日、傘下の家福股份有限公司(カルフール台湾)がフランス・カルフール本社とのブランドライセンス契約を終了することを明らかにした。2026年半ばから台湾全土の量販店とスーパーマーケット計365店舗で看板の掛け替えが順次進められる見込みとのこと。


家樂福(カルフール)の大型店舗は日本でいうところのイオンみたいになんでも売っている量販店。台湾観光のお土産品を購入する方も多いと思う!
「カルフール」ブランド消滅
フランス・カルフールは1987年に統一企業と合弁会社を設立し、1989年に高雄でアジア初のカルフール店舗をオープン。台湾で最も歴史の長い量販店ブランドとして36年間営業を続けてきたが、この決定により「カルフール」という名称が台湾から姿を消すことに!
統一企業は2023年7月に家福会社の株式を100%取得し完全子会社化。2年以上の運営を経て、フランス本社の経営理念や管理方式が統一グループとは異なること、また台湾のローカル市場のニーズに即座に対応するにはブランド戦略の見直しが必要と判断したよう。
決断の背景
統一企業の羅智先総経理は今年5月時点で「改名は急がない」と述べていたが、わずか半年で方針転換。業界関係者は、年間約800億台湾ドル(約3600億円)の売上に対して支払うブランド授権料が「決して少なくない」額だった点を指摘している。
実際、統一は今年前9ヶ月でカルフール事業から3011万台湾ドル(約1.4億円)の損失を計上。今年だけで量販店4店舗とスーパー複数店を閉鎖するなど、体質改善を急速に進めている状況から、高額な授権料をコストカットの対象としたとみられるとのこと。



北投に長年あったカルフールも惜しまれつつ閉店してしまったこともニュースになっていた。
大潤発も「大全聯」へ改名
台湾の小売業界では買収後の改名は珍しくなく、今年8月には全聯実業が買収した大潤発スーパーが「大全聯」へブランド名を変更したばかり。統一グループも傘下の数十のブランドを「uniopen」という単一プラットフォームに統合する戦略を進めており、カルフールの新名称も統一グループを直接連想させる名称になる可能性が高いとの見方もあるよう。
新しいブランド名については「最終調整中で、適切なタイミングで発表する」としており、詳細は2026年の看板変更開始時期が近づく頃に明らかになる見込み。長年親しまれてきた青と赤のカルフールロゴが、どのような新デザインに生まれ変わるのでしょうか。

