台湾中が激怒!中聯油脂の「致癌油(発がん性油)事件」の概要

連日ニュースを賑わせている中聯油脂の発がん性物質油事件についてまとめました。

「致癌油(発がん性油)事件」の概要

すべての発端は台湾の大豆サラダ油市場の約3分の1を牛耳る巨大OEMメーカー「中聯油脂」の製造した油。

  • 一級発がん性物質の検出: 4月製造の大豆サラダ油から、基準値の4倍(8.1μg/kg)となる発がん性物質「ベンゾ[a]ピレン(苯駢芘)」を検出。
  • 組織的隠蔽: 5月中旬に下流業者から指摘を受け、6月11日には自社検査でも異常を完全に把握。しかし、親会社(泰山、福寿、福懋)を含めた内部会議で利益のために隠蔽を選択。
  • 市場への大量流出: 6月30日にようやく自主通報するまでの約1ヶ月間、約1,300トンもの問題の油が台湾全土に流通。現時点での回収率はわずか1%程度

中聯油脂には、食安法違反として史上最高額の1億6,520万台湾元(約7億6,000万円)の罰金と営業停止処分。

中聯油脂だけではなく、下流の企業も隠ぺいしていたということで全部罰金対象になってる。当たり前や!

主な被害・汚染ルート

中聯油脂は油業界のトップ(川上)に位置するため、そこから油を仕入れていた有名食品メーカー、外食チェーン、B2B(業務用)加工業者がドミノ倒しで全滅状態に。

① 有名ブランド・大手外食

  • 聯華食品(コンビニのおにぎりなど)
  • 桂冠(サラダドレッシング)
  • 廣達香(マヨネーズ類)
  • 路易莎(LOUISA COFFEE)
  • 晶華酒店(リージェントホテル)
  • 老協珍など

コンビニおにぎりとかルイーザとか身近なものすぎる…。学校給食とかも入っているらしいよ。ダメだこりゃ。

② 自宅にあるソース・調味料類

直近の調査では、一般家庭の冷蔵庫やローカル朝食店(小吃)に必ずある以下の6品目にも流入が発覚。

  • a-bao ラー油(人気朝食チェーンのもの)
  • 美味大師 麻辣ソース
  • ネギにんにくソース(蔥蒜醬)
  • 椒麻(ジャオマー)和えソース
  • 避風塘(ビィフォンタン)エビソース
  • 沙茶醬(台湾の国民的サテソース)

③ 外食のスープやタレ(台湾有明食品)

業務用ソース・スープ(高湯)の大手製造メーカー「台湾有明食品(屏東)」でも、計33品目(約6.4トン)の商品が予防的回収。ここからさらに35社の下流飲食店にスープなどが卸されていたため、レストランや居酒屋などのメニューにも影響。

いやはや、もう数が多すぎて手遅れ感…。たぶんもう食べてるな。。。

政治問題化に発展

政治の世界でも中央政府(与党)vs 地方自治体(野党)の激しい泥沼論争に発展。

  • 蒋萬安(台北市長)らの激しい批判: 7月1日に合同立ち入り検査があったにもかかわらず、中央(食薬署)が情報を約1週間近く開示しなかった(蓋牌=情報を隠蔽した)ことへの強い不信感。
  • 物議を醸した「20%ルール」: 当初、中央政府が「問題の油の含有率が20%以上の製品のみ回収」という不可解な緩い基準を提示。これに対し、蒋萬安台北市長は即座に反発し、「含有量に関わらず、問題の油が使われている食品はすべて即時回収」という厳しい独自ルールを敷いて対応。
  • 中央の全面撤回と卓榮泰(行政院長)の反論: 地方自治体が先行して独自に回収や業者名公開を行ったため、中央 政府も後追いで「20%ルール」を撤回。卓榮泰行政院長は「不積極だったわけではなく、データの正確性を慎重に期すためだった」と言い訳に追われる展開に。

日本でいうところの 首相 vs 小池百合子 みたいな感じかな。

気をつけるべきこと

2014年の台湾廃油混入事件を彷彿とさせる、今回の巨大食安ドミノ。各自治体の衛生局が連日、最新の「回収対象商品・店舗リスト」を更新中。しばらくはスーパーでマヨネーズやドレッシング、沙茶醬などのソース類を買い足さないでおこうか。でももう手遅れな気がするけどね。。。気を付けるべきこと、、なんなんだろうか。

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