台湾の食べ物の一つに「雞捲(ジージュェン)」という食べ物があります。その文字からわかる通り、直訳すると鶏巻です。私も最初は鶏肉ロールだと思って食べていました。しかし驚くべきことに実は中身は豚肉が使われているのです!その矛盾の理由を調べてみました。

1. 名前の由来は形
雞捲(鶏巻き)の名前の起源は閩南語や台湾語の「ke-kńg」または「kue-kńg」(鶏管)にあります。これは文字通り「鶏の首」という意味でこの料理の細長い形状が鶏の首に似ていることから名付けられたようです。昔の人たちは、見た目の特徴から素直に名前を付けたわけですね。
2. 残り物活用説
台湾では別の説もあります。昔の宴会では料理が余りがちだったため、これらを無駄にしないよう細かく刻んで豆皮(いなりみたいなもの)で包み、油で揚げて再利用していました。この「余りものを包む」という意味の台湾語「ke-kńg」(加捲)が転じて「鶏巻き」になったという説もあります。

最も有力なのは1の「形状説」のようです。台湾だけではなく中国・福建地方でも「雞捲」と呼ばれるようです。
作り方の変遷
かつては「網紗油」という豚の内臓の薄膜を使って作られ、本当に鶏の首のように見えたのかもしれません。現在では多くの地域で豆腐皮を使っていますが、名前はそのまま受け継がれています。
食文化と歴史
「雞捲」は単なる料理ではなく、福建から台湾、そして東南アジア各地へと広がった一つの食文化です。主材料は豚肉なのに「雞捲(鶏巻き)」と呼ばれるこの不思議な命名は、地域の人々がどのように食を通じて歴史をつないできたかを物語っていてとても面白いですね!台湾に来た際はぜひこの「雞捲」を味わってみてくださいね~