沖縄県石垣島と台湾の基隆港を結ぶ定期フェリー航路「やいまライン(Yaima Line)」が、2025年9月に就航することが発表されました。これは約17年ぶりとなる日台海上航路の復活で新たな旅行の選択肢として大きな注目を集めています。
運航会社と船舶について
航路の運営は石垣市が主導して設立した新会社「株式会社商船やいま」が担当。使用される船舶は「やいま丸(YAIMAMARU)」で、これは韓国のパンスター社から約30億円で購入した「パンスタードリーム」を改装したものとのこと。この船は元々大阪〜釜山航路で運航していた豪華フェリーでレストラン、大浴場、ステージ、免税店、ラウンジ、スパなどの充実した設備を備えているそう。ウェブサイトはこちら


これだけ大きい船だと大きく揺れることはなさそう!
航路の詳細情報
運航区間 | 石垣港(沖縄県)〜 基隆港(台湾) |
航行距離 | 約265km |
所要時間 | 約7時間 |
運航頻度 | 週3便(年間約140往復予定) |
最大定員 | 545人 |
貨物積載 | 20フィートコンテナ180台対応 |
石垣島を夜に出発し、翌朝には台湾に到着する「睡眠中に移動」が可能とのこと!





所要時間は約7時間ってことはちょうど寝ていたら着くって感じですね!
料金設定
チケット料金は客室等級によって異なりますが、最安値は片道1万円(約2,077台湾ドル)からとなる予定。これは従来の航空便と比較して非常にリーズナブルな価格設定!



めちゃくちゃ安い!!これは多くの人が利用するでしょうね。
歴史的背景
石垣島と台湾を結ぶ国際航路は、かつて有村産業が運営していました。同社は名古屋港を起点に、大阪、那覇、平良(宮古島)、石垣を経て台湾基隆港に至る壮大な航路を展開していましたが2008年の破産により航路は消滅してしまったそうです。



夫は小学生時代にチャーター便で石垣島に家族旅行したことが2回ほどあるそうです!
ちなみに飛行機は…
5/28~10/22、チャイナエアラインにより毎週水・土曜日直行便がでます!わずか55分で到着!
参考までに値段は大人エコノミー料金
3泊4日(水曜出発、土曜帰り) 約144,000円(29,900元)~
4泊5日(土曜出発、水曜帰り) 約173,000円(35,800元)~



55分か…早いな。離陸したと思ったら、到着って感じですね。値段がだいぶ違うけど、あなたならどっち?!
その他
石垣島は「日本のモルディブ」とも称される美しい海と亜熱帯の自然が魅力の観光地。この新航路により台湾からの観光客増加はもちろん、石垣島を拠点とした八重山諸島全体への波及効果も期待されています。
また貨物輸送機能も併せ持つため、地域経済の活性化や物流の効率化にも寄与することが見込まれています。石垣市では台湾の電動バイク組立工場誘致なども検討されており、約100人の地元雇用創出も期待されています。
現在の状況としては2024年11月に船舶購入契約が締結済み、2025年6月頃に船舶の引き渡し予定。その後約1か月間の改装工事を実施し、9月の正式就航を目指しているそう。
まとめ
この石垣島⇔台湾のフェリー以外にも、
2025年8月より宮古島⇔台湾の飛行機就航が決定
花蓮⇔与那国島フェリー試験段階中
とますます日本のインバウンド事業に拍車がかかりそうなニュースが多いですね。地図で見ると沖縄・八重山諸島と台湾は本当に近いのでますますお近づきになって、往来が増えたら嬉しく思います。